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高校生が薬学の最新知識を学ぶ「夏休みファーマカレッジ2023」を開催しました


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薬学部は8月3日から4日にかけて、高校生が薬学の研究を体験する「夏休みファーマカレッジ2023 ~体験してみよう!『未来を創る薬学の力』~」を開催しました。県内の高校生80名が参加し、9つのテーマに分かれ、教員や学生の指導のもと実験や演習に取り組みました。
「お菓子なおかしな薬をつくろう(実践薬学分野)」のグループでは、苦い薬を幼児でも簡単に飲めるようにと、ゼラチンや水飴等で作られたグミベースに抗菌剤であるバクタ配合錠粉砕末を甘味料やココアパウダーなどと調合してグミ製剤を作りました(ただし、教員が作った見本のみバクタを入れ、生徒自身が作ったグミには入れていません)。
「病気の成り立ちを顕微鏡で観察してみよう(分子病態学分野)」のグループでは、高血圧が原因で引き起こされる腎臓疾患の観察を行いました。正常なラットと血圧の高いラットの腎臓を染色して顕微鏡で違いを比較しました。
4日の午後は、2日間にわたった研究の成果をグループごとに発表しました。参加した生徒からは「高校には無い実験器具があってびっくりした」「実験以外にも大学のことを教えてもらえて良い経験になった」などの感想が聞かれました。

テーマと担当した研究室は以下のとおりです。
  • クスリの体内での動きを知ろう!(薬剤学分野)
  • 鍵穴に合う薬を設計しよう!(生命物理化学分野)
  • 薬と食品の飲み合わせを調べてみよう!(衛生分子毒性学分野)
  • くすりの効き方を調べてみよう!(薬理学分野)
  • 遺伝子を見てみよう!(生化学分野)
  • 解熱鎮痛薬を作ってみよう!(医薬品製造化学分野)
  • iPS細胞で心臓の動きを調べてみよう!(生体情報分子解析学分野)
  • 病気の成り立ちを顕微鏡で観察してみよう!(分子病態学分野)
  • お菓子なおかしな薬をつくろう!(実践薬学分野)

グミ製剤を調製

顕微鏡でラットの腎臓を観察

HIV蛋白質に結合する薬をコンピューターで設計

発表会の様子

(2023年8月8日)

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